太陽の広場を訪ねるウオーク(たけふ歩こう会8月例会)のご案内

8月12日(日) みどりと自然の村 太陽の広場を訪ねる(越前市安養寺地区)サギソウ展を見物します 
集合場所:越前市体育館前 集合時間:8時30分 距離:9km 団体歩行です。
帰路は、チャーターバスを用意します(乗車料金500円必要です)。
FWA会員の方も参加費は無料となります、FWA会員証をご持参ください。ただし、IVVの認証はありません。

福井県ウオーキング協会20年の歩み(第2回)

こんな所、あんな所に足跡が…   

~20有余年の<歩み>を振り返る~      (第2回)

 私たち福井県ウオーキング協会(当初は歩け歩け協会)は1昨年、結成20周年を迎えました。その間に、それこそ多くのウオーク仲間が県内中心に、これまた数え切れないほど多くの足跡を残してきました。しかし、まだウオーキングの“一里塚”であり、NPO法人として、新しい“道”をこれからも皆さんとともに歩きましょう。

その<一つの指針>として、“思い出コース”を記念誌や私のダイアリーを参考に何回かに分けて紹介します。                        (松田 進)

1993年(平成5年)4月24日~25日「若狭富士・赤ふんツーデー」 ユニークなタイトルだが、<若狭なる青葉の山の雪の曙>と詠われた若狭富士こと青葉山麓を周回し、高浜町が海水浴客PRにつくったマスコット・赤ふんちゃんを訪ねる?ツーデー。青郷駅→松尾寺→塩汲峠→内浦小→高浜→和田→青戸園泊。翌日は和田海岸→青戸大橋→加斗→小浜駅。例会としてはやや長距離で1日目24K、2日目25K、計49K。

若狭富士・赤ふんウオーク

 1994年(平成6年)3月27日「柳の滝・小次郎ウオーク」 白布をたらしたような布ケ滝。滝の前に大きな柳があったからその名が。この滝で剣豪佐々木小次郎が秘剣つばめ返しを編み出したとか…。当日は残雪があり、とても水しぶきに当たることは無理。途中、小次郎公園が整備されていた。鯖江駅→川島→今立・水間→柳。帰りは北坂下→銭ケ花→粟田部→戸谷→下新庄→鯖江。20K。

残雪の柳の滝小次郎ウオーク

1995年(平成7年)6月11日「世界体操協賛サンドームウオーク」アジア初の世界体操選手権が体操の町・鯖江で開催。その会場・サンドームが雄姿を見せた。鯖江の町も変貌しつつあった。大会前にその様子を確かめようと歩いた。西山公園→有定橋→サイクロード→白鬼女橋→サンドーム周回→王山古墳→西山・祈りの道→水落・旧街道→神明神社→西山公園。18K。

世界体操協賛サンドームウオーク

 1996年(平成8年)10月13日「越前国司下向の旅ウオーク」 紫式部が、国司として赴任の父・為時に連れられて府中に来てから千年ということで、時代装束の隊列が木の芽峠を越えて武生に向かう「下向の旅」が再現された。その最終日に同行した。今庄役場前→湯尾峠→鯖波→南条→脇本宿→大塩神社→式部公園→総社。20K。

紫式部下向の旅ウオーク(この装束でウオークしたのではありません)

                                  (続く)

あるウオーカーの越前横断記(その3)

自然の移ろい、歴史の重みを感じながら…

~ あるウオーカーの越前横断記 ~    ( その3 )

 1昨年の「若越縦断300キロウオーク」を完歩して、すごい感動と思い出が出来ました。これが<越前を横断してみよう>との思いに結び付きました。そして、この気持ちを即刻、結実しようと昨年春、農作業やいろんな行事の合間をぬって一人で歩き始めました。

 またまた、歩きながら福井の自然のすばらしさ、歴史の重さがひしひしと体にしみついてきました。思い切って歩いてよかった! これが実感です。以下は梅浦~油坂峠、延べ6日間、115キロの<ウオーキングダイアリー>です。

                          ( 鯖江市・加藤  忠 )

10月28日(金) 今回、県協会員の田中冨美夫氏(鯖江市)が同行することになった。2人とも入っている「さばえ年金ウオーキングクラブ」の例会での話から賛同してもらった。

 JR越前花堂6時38分発で越前大野に7時30分に着き、都合よく鳩ケ湯行きのバスがあり7時55分に唯野下車。熊よけの鈴をつけストックを持って8時にスタート。

 すぐ美濃街道は上り坂となる。右には小荒島岳が、左下は九頭龍川の流れが見え、岩礁、対岸の景色など景観甚だ良好。スノーゼットも次々と続く。西勝原発電所、勝原スキー場入り口などを経て馬返トンネルを抜ける。ここの標高335M。歩き始めて1時間半。左下の仏原ダム湖に沿って歩いたところで、田中氏の提案でわき道に入り約10分登って「仏御前の滝」を見る。

仏御前の滝 同行の田中さん
仏御前の滝にて

 国道に戻り琴洞橋を渡ると、川も道も大きく蛇行し、スノーゲートやトンネルも多い。トンネル内の歩行は要注意。湯上発電所近くの橋を渡ると国道は川の右岸に廻る。素晴らしい景観が続くが、各所に点在する名所の紅葉は少し早かった(今年は遅い感じ)。雑木に楢枯れ現象も。多少疲れが出てきたのか小休止が多くなる。私より10歳ほど?若い田中氏は元気がいい。車に注意を払いながらも会話は弾む。

道はついに旧和泉村に入る。11時30分、平成の湯ホテルフレアールに到着。入り口への通路の石段に腰下ろしオニギリの昼食。3個はスルリと胃袋に。今日の弁当は特にうまい!

午後はJRダイヤも考慮して、約7K先の九頭龍湖駅まで行くことにする。正午、出発。蛇行する道を越前下山駅を経て谷戸橋を渡り板倉の集落に入る。対岸の山斜面に九頭竜スキー場が見える。また近く開催の九頭竜紅葉祭りのイベント会場を川向こうに見ながら午後2時、朝日集落に到着。JRの終着駅「九頭竜湖」に少し戻る。今日の行程20K。

九頭竜湖駅前にて

 (つづく) 

 (いよいよ最終回は九頭竜湖駅から油坂峠のフィニッシュまでです)。 

ウオーキング教室が開催されました

ウオーキング教室が開催されました。

1.日 時 7月15日(日)    am.9:00~12:00

2.場 所 鯖江市 嚮陽会館と西山公園  参加者 41名

3.内 容 講義と実技  

      ① 10分   ウオーキングについて

      ② 15分   持ち物とシューズ

      ③ 15分   ウォーキングの習慣と病気の予防&効果

      ④ 10分   楽しくウオーキングを続けるためには

      ⑤ 40分   ストレッチ(スタート時.クールダウン等)

              ⑥ 70分   ウオーキングの実技指導

中村副理事長の講義

      

ストレッチの模様

 

ウオーキング START

難攻不落の「国吉城」を訪ねるウオーク(7月例会)のご報告

難攻不落の「国吉城」を訪ねるウオークが開催されました。

開催日時:7月1日(日) 集合:8時40分 集合場所:JR小浜線美浜駅 解散:14時00分

距離:Aコース 14.5キロ(Bコース 8.5キロ)  担当:若狭路     参加者:80名

コースの見所:越前・若狭の国境にあって、戦国時代、朝倉と対峙した織田信長と手を結び、若狭武田家の重鎮たちが打ち揃い朝倉の進入を防いだ不落の山城、国吉城を訪ねる。平成21年には山麓の佐柿に資料館が整備され、当時を忍ぶことが出来るようになった。この佐柿は江戸時代には、奉行所や関所が設けられ、もじどおり若狭の北の玄関口として栄えたところであり、今も町並みに往時を偲ぶことが出来る。

ウオーキングの様子:雨の中JR美浜駅前をスタート、スタートして1時間ぐらいで雨も止み、城山(国吉城址)へ登山(雨のため、登山口を変更)時は曇り、下山後昼食中に雨が再び降り出してきて、途中荒井用水を過ぎた子育支援センターでの小休止中に土砂降りとなり、美浜駅に着いたら電車は、雨により運休していました。(電車の運転再開は夕方でした)  当然、靴の中は雨でぐちゃぐちゃ状態でした。
ウオーキングの後、歩いてくれた足に対して、『ありがとう』の一言をかけるウオーカーがおられました。ごもっともな、ご意見です。完歩、歓歩。 
 

国吉城址にて

 

山の下りはゆっくりと

 

彌美神社を過ぎて雨の中をウオーク(この頃はまだ小降りでした)

7月1日は、茅の輪くぐりの日と半夏生の日でした。途中立ち寄った彌美神社にも茅の輪がありました。皆さんお参りされましたか?、また、焼き鯖食べられましたか?

地図を読み、楽しく歩こう

本年7月1日FWAの例会「国吉城を訪ねる」ウオークで配られた地図、これまであまり見かけないことが記入されていました、お気づきになりましたか?。それは右下の縮尺の横に「4cm—1km」と書かれていたことです。

 大部分のウオーキング大会ではコースマップが配られます。例会の場合は殆どが団体歩行ですから、滅多にコースを間違えることはありませんが、三方ツーデーマーチのような大きな大会ですと、定められた時刻までにゴールする自由歩行となり、近くにリーダーやスタッフがいるとは限りません。

もちろん案内標識などが設置してありますが、見落とすとコースアウトにつながります。大勢の方がひとかたまりだと、誰かが標識を見つけてくれますが、街中などで前後に一人のウオーカーも見えない、俗にいう「一人旅」ですと見落とすこともあります。 

数年前、倉敷ツーデーマーチでコースから外れ、交番で教えてもらい1kmくらいの回り道で、コースに戻るという苦い経験をしました。早めに気づき事なきを得ましたが、地図から現在地の確認ができると楽しいことや助かることがあります。 

「ただ歩く」から「地図を読んで楽しみながら歩く」ことをおすすめします。その時のポイントを少し列記します。

① コースマップの等高度線をマーキングすると、尾根や谷の状況・傾斜の緩急が把握できます。

② 地図で道路・鉄道・送電線や各種の記号を読むと、現在地の確認が容易になります。特に神社を示す鳥居マークや、寺院の卍の記号などはなじみがあるでしょう。

③ 縮尺1/25000の地図の場合、4cmで1kmなのでおおよその距離がわかります。また1円硬貨の径が2cm(500mに相当)なので、距離を1円硬貨で手軽に読むことができます。  (配布の地図は、拡大や縮小されていることがあり注意が必要です)

④ 「平地は距離で、山は標高で歩く」言われており、平地なら1km10-15分 山地(登り)の場合、標高差 200-300mを1時間位で見込むと、ゴールの時刻が計算できます。

コースは田園地帯か市街地なのか、山の高さや傾斜はどうかなど、地図から見えてくる情報でコースをイメージしてウオークすると、また一段と楽しくなります。  (24.7.10 田辺 信次)

あるウオーカーの越前横断記(その2)

 自然の移ろい、歴史の重みを感じながら…

~ あるウオーカーの越前横断記 ~    ( その2 )

 1昨年の「若越縦断300キロウオーク」を完歩して、すごい感動と思い出が出来ました。これが<越前を横断してみよう>との思いに結び付きました。そして、この気持ちを即刻、結実しようと昨年春、農作業やいろんな行事の合間をぬって一人で歩き始めました。

 またまた、歩きながら福井の自然のすばらしさ、歴史の重さがひしひしと体にしみついてきました。思い切って歩いてよかった! これが実感です。以下は梅浦~油坂峠、延べ6日間、115キロの<ウオーキングダイアリー>です。

                          ( 鯖江市・加藤  忠 )

梅浦から鯖江・神明を経て小和清水まで来た「越前横断記」は、今回、奥越への道をたどります。

6月7日(火) JR越美北線で7時に小和清水駅に着き、そのまま駅を後にして歩き始める。街道に沿った足羽川の清流や岩礁の素晴らしい景色を眺めながら…。しばらくして上新橋で道は二手に分かれるが、国道158号に沿って行く。近くで鶯の鳴き声がする。アザミの花が紫、卯の花が白く咲き乱れているが、時間的に福井方面への通勤の車がひっきりなしに飛ばす。白線右側をコワゴワ歩く。

越美北線上新橋付近

美山街道を行く

約50分でJR美山駅前を通過。境寺辺りで大きく右に曲がる足羽川とお別れし、羽生川沿いとなる。美濃街道とも言われる。線路を右に見ながら薬師、縫原、大宮へと朝のウオークは続く。羽生小前を9時10分に過ぎると間もなく新、旧道の分かれ道。ここでしばし休憩。

計石駅手前から右折して大野市へ。上り坂続くが川上地区で山野草、盆栽のハウスをひと時観賞。疲れが癒される。新丁トンネル(600m)を抜けると、そこは奥越の小京都・大野だ。目の前に亀山城がそびえる。右に目を転ずると遠く雄大な荒島岳が…。七間町の朝市や寺町、お清水が有名。

亀山城と荒島岳

町中を通ってJR大野駅に。駅裏の梅林そば店に入り昼食。まだ17キロ。この調子では午後も歩こうという気に。そば屋を12時15分スタート。市内の道は菖蒲池地区を経て真名川に架かる君が代橋の手前で国道158号と合流する。

そこから井ノ口、塚原、蕨生へと足がのびる。周りの小川や水路の水は急流できれいだ。田畑や里山の景色を楽しみながらひたすら歩く。突如、国道沿いにJRの下唯野駅が見えた。時間は1時50分。万歩計は24キロ。帰りのダイヤを考えると今日はここまでか。約1時間待ちで福井着4時。車窓からの風景は疲れを癒してくれた。

                              (続く)