本年7月1日FWAの例会「国吉城を訪ねる」ウオークで配られた地図、これまであまり見かけないことが記入されていました、お気づきになりましたか?。それは右下の縮尺の横に「4cm—1km」と書かれていたことです。
大部分のウオーキング大会ではコースマップが配られます。例会の場合は殆どが団体歩行ですから、滅多にコースを間違えることはありませんが、三方ツーデーマーチのような大きな大会ですと、定められた時刻までにゴールする自由歩行となり、近くにリーダーやスタッフがいるとは限りません。
もちろん案内標識などが設置してありますが、見落とすとコースアウトにつながります。大勢の方がひとかたまりだと、誰かが標識を見つけてくれますが、街中などで前後に一人のウオーカーも見えない、俗にいう「一人旅」ですと見落とすこともあります。
数年前、倉敷ツーデーマーチでコースから外れ、交番で教えてもらい1kmくらいの回り道で、コースに戻るという苦い経験をしました。早めに気づき事なきを得ましたが、地図から現在地の確認ができると楽しいことや助かることがあります。
「ただ歩く」から「地図を読んで楽しみながら歩く」ことをおすすめします。その時のポイントを少し列記します。
① コースマップの等高度線をマーキングすると、尾根や谷の状況・傾斜の緩急が把握できます。
② 地図で道路・鉄道・送電線や各種の記号を読むと、現在地の確認が容易になります。特に神社を示す鳥居マークや、寺院の卍の記号などはなじみがあるでしょう。
③ 縮尺1/25000の地図の場合、4cmで1kmなのでおおよその距離がわかります。また1円硬貨の径が2cm(500mに相当)なので、距離を1円硬貨で手軽に読むことができます。 (配布の地図は、拡大や縮小されていることがあり注意が必要です)
④ 「平地は距離で、山は標高で歩く」言われており、平地なら1km10-15分 山地(登り)の場合、標高差 200-300mを1時間位で見込むと、ゴールの時刻が計算できます。
コースは田園地帯か市街地なのか、山の高さや傾斜はどうかなど、地図から見えてくる情報でコースをイメージしてウオークすると、また一段と楽しくなります。 (24.7.10 田辺 信次)