歓歩7月号が発刊されました。
月別アーカイブ: 6月 2012
あるウオーカーの越前横断記(第1回)
自然の移ろい、歴史の重みを感じながら…
~ あるウオーカーの越前横断記 ~ ( その1 )
1昨年の「若越縦断300キロウオーク」を完歩して、すごい感動と思い出が出来ました。これが<越前を横断してみよう>との思いに結び付きました。そして、この気持ちを即刻、結実しようと昨年春、農作業やいろんな行事の合間をぬって一人で歩き始めました。
またまた、歩きながら福井の自然のすばらしさ、歴史の重さがひしひしと体にしみついてきました。思い切って歩いてよかった! これが実感です。以下は梅浦~油坂峠、延べ6日間、115キロの<ウオーキングダイアリー>です。
( 鯖江市・加藤 忠 )
4月22日(金) 福鉄バスで梅浦に向かい8時20分、いよいよ歩き始める。すぐに上り坂となる。坂上の建具屋のおやじさんから「どこまで歩くの」と声かけられ、「今日は神明まで。最終的には油坂峠です」と返事する。旧道を歩いて9時すぎ、標高230Mの山中トンネルを通過し、織田に10時すぎ到着。知り合いの新聞販売所に立ち寄りお茶をよばれる。おいしい。正午すぎ丹生が丘道の駅でソースかつ丼の昼食をとり午後2時に神明駅に着く。初日は曇りのち小雨。道々は桜散り、木々が芽吹き、すみれ、タンポポ、山吹、カタクリが乱れ咲く。疲れたが充実感あり。22・5K。
5月5日(木・祝)午前7時、神明駅スタート。麻生津、大土呂駅前、下河北、上河北、細江を経て9時すぎ東郷駅に。小憩の後、足羽川の天神橋を渡る。橋北詰で親戚の泉静子さんに会う。声かけられビックリ。偶然というのはあるものだ。だから旅は楽しい。11時に宿布のそば屋で昼食の後、11時20分に出て美山街道に。全山新緑に包まれ、山吹の花は満開。その中を市波、奈良瀬を経て12時半には小和清水駅前に着く。24K。
(次回は大野までだが、もう少し足を延ばすか…。ご期待を! )
福井県ウオーキング協会20年の歩み(第1回)
こんな所、あんな所に足跡が…
~20有余年の<歩み>を振り返る~ (第1回)
私たち福井県ウオーキング協会(当初は歩け歩け協会)は1昨年、結成20周年を迎えました。その間に、それこそ多くのウオーク仲間が県内中心に、これまた数え切れないほど多くの足跡を残してきました。しかし、まだウオーキングの“一里塚”であり、NPO法人として、新しい“道”をこれからも皆さんとともに歩きましょう。
その<一つの指針>として、“思い出コース”を記念誌や私のダイアリーを参考に何回かに分けて紹介します。 (松田)
1990年(平成2年)11月23日 まず、何といっても協会結成の日。雷を伴った悪天候が急に回復、日射しが出てきた嚮陽会館前を約40人がスタート。西山公園・祈りの道→平井橋→鯖浦線跡→朝日町・古墳公園。約10K。帰りはバス、徒歩。とにかく第1歩を記す。
1991年(平成3年)6月8日~9日「若狭・日本海ビューティーマーチ」 三方五湖ツーデーマーチの前身。JR美浜駅→久々子、日向、水月湖畔→塩坂越→常神。半島の一本道を歩き一泊。翌日、常神→海山→田井、鳥浜、三方駅→菅湖畔、宇波西神社→美浜駅。計52K。縄文人や万葉歌人の心が伝わり自然景観抜群。
同7月28日「初の越前・日本海ハイ!ウオーク」 これも現大会の前身。1日のみ。三国神社前駅→瀧谷寺→荒磯遊歩道→波松→吉崎。Uターン、北潟湖畔→嫁威→芦原温泉駅。25K。夏の海と湖の景観、蓮如信仰の道が目玉。
同10月20日「木の芽峠に歴史を見た」 今庄駅→板取→365スキー場→木の芽峠→新保に下る。強行軍。ここから葉原→樫曲→敦賀駅。魅力あるコース。道元が往き、式部が涙し、左内が駆け抜けた木の芽峠。歴史の原点に立ち、ふるさとを振り返る。25K。
1992年(平成4年)10月4日「第11回全国自然歩道を歩こう大会」 県内で初のウオーク全国大会。勝山橋下→弁天桜堤防→下荒井橋→平泉寺・白山神社。Uターン。勝山城、大仏→勝山駅。15K。
同11月22日「越前海岸・スイセンマーチ」 織田町役場→越前トンネル→漁火温泉→かれい崎→スイセン畑→河野村役場。カニの匂い、断崖に咲くスイセン、北前船など歴史を知る。24K。その後、2月頃の定番スイセンウオークとなる。
企画部からのお願い
7月企画部より
25年度の例会打ち合わせが始まります。
古道を歩く。500選のみちを行く。季節を感じるウオークなど、歩きたくなるみちを選んで行こうと企画しています。
皆様も「ここがいいよ」と思うコースが御座いましたら、協会までご連絡ください(Web TOP page右側「あなたの歩みを載せませんか?」からご意見入れてください)。
第3回あわら温泉花菖蒲ウォーク(6月特別例会)のご報告
「あわら魅力を再発見!あわらの魅力を歩いて探そう!!」をテーマに、あわら市観光協会が主催する花菖蒲ウオークが6月17日(日)に行われました。
県ウオーキング協会が支援するようになってから3回目で、次第に充実した大会になってきました。
ここはコースがとてもよいのが特色です。北潟湖畔・花菖蒲という絶好の自然環境があり、『北国街道』、『蓮如のみち』、『吉崎御坊』、『高村光雲作蓮如上人銅像』、『吉崎旧街道鴫谷山の切り通し』と歴史をたどることができ、いま脚光を浴びている自然エネルギーの風力発電の風車が何機も雄大に回っています。
丘陵地独特のさわやかな風が頬をくすぐります。コースが4km、12km、16kmの3コースに分かれていることも参加しやすい条件なのでしょうか。
空模様は梅雨時の雨雲が垂れこめていて、時には小雨がしぶつきましたが、県外からの参加者も含めて約300名のウオーカーが初夏のウオーキングを楽しみました。歓歩、完歩。
味真野の万葉の水と道ウオーク(6月例会)ご報告
日時:6月3日(日) 9時00分~14時30分 担当:スイセン 天気:曇り時々軽く小雨
集合解散場所:越前市日野川河川緑地 参加者:77名 距離:18km(Bコース12km)
コース:日野川河川緑地⇒仁愛大学⇒東運動公園⇒興徳寺⇒毫摂寺⇒万葉菊花園⇒
越前の里(昼食)⇒城福寺⇒小丸城址⇒和紙の里バス停(Bコースフィニッシュ)
⇒ 武生楽市⇒日野川河川緑地(Aコースフィニッシュ)
ウオーキングの様子:曇り空でしたが、一般参加の方も含めて77名の参加があり、初夏の爽やかな風に送られトミヨの生息地治左川へ向かいました。この日は、あちらこちらの小学校で運動会が開催されていました。治左川には、梅花藻の可憐な白い花が咲きとても印象に残りました。7月に入ると梅花藻の花が満開となり、よりいっそう見頃となるそうです。浄土真宗10派の内の一つ出雲路派本山毫摂寺の梵鐘の大きさには、目を見張るばかりでした。また、昼食場所としての「越前の里」では落ち着けました。昼食後、小丸城址でA・Bコース分岐しBコースは和紙の里に向かい、Aコースは刈り取り間近な黄金色の麦畑を見ながら、途中ほんの軽く小雨に見舞われましたが無事歓歩完歩できました。
たけふ歩こう会6月例会のお知らせ
歓歩6月号発刊のお知らせ
歓歩6月号が発刊されました。
平成24年度第2回福鉄沿線ウオークのご案内
「福鉄に乗って文殊山に行こう」
6月24日(日)(雨天決行)午前8時50分、福井鉄道「浅水」駅集合
参加費 100円(当日受付)
◇コース
スタートは浅水駅→8号線、JR、北陸道地下道→二上町→二上登山道→七曲坂
→子文殊、天狗杉→展望台→室堂→知恵の大杉→角原下山→北陸道・JR地下道→
福鉄「泰澄の里」駅フィニッシュ。 約10キロ。
◇持ち物 飲み物、タオル、雨具、簡単な弁当など。
◇問い合わせ 福井鉄道交通事業部(0778-78-0005
主催・福井鉄道(株) 後援・NPO法人福井県ウオーキング協会
文殊山は白山、日野山、越知山、吉野ケ岳とともに「越前五山」の一つ。
養老元年(717年)、泰澄大師が開いたと伝えられる。
標高は365M(一年365日と同じ)。文殊山頂には雌雄の大岩があり、その岩をくぐると知恵が授かるといわれる。ただし、下山の際、振り返ると知恵はなくなるという。