自然の移ろい、歴史の重みを感じながら…
~ あるウオーカーの越前横断記 ~ ( その1 )
1昨年の「若越縦断300キロウオーク」を完歩して、すごい感動と思い出が出来ました。これが<越前を横断してみよう>との思いに結び付きました。そして、この気持ちを即刻、結実しようと昨年春、農作業やいろんな行事の合間をぬって一人で歩き始めました。
またまた、歩きながら福井の自然のすばらしさ、歴史の重さがひしひしと体にしみついてきました。思い切って歩いてよかった! これが実感です。以下は梅浦~油坂峠、延べ6日間、115キロの<ウオーキングダイアリー>です。
( 鯖江市・加藤 忠 )
4月22日(金) 福鉄バスで梅浦に向かい8時20分、いよいよ歩き始める。すぐに上り坂となる。坂上の建具屋のおやじさんから「どこまで歩くの」と声かけられ、「今日は神明まで。最終的には油坂峠です」と返事する。旧道を歩いて9時すぎ、標高230Mの山中トンネルを通過し、織田に10時すぎ到着。知り合いの新聞販売所に立ち寄りお茶をよばれる。おいしい。正午すぎ丹生が丘道の駅でソースかつ丼の昼食をとり午後2時に神明駅に着く。初日は曇りのち小雨。道々は桜散り、木々が芽吹き、すみれ、タンポポ、山吹、カタクリが乱れ咲く。疲れたが充実感あり。22・5K。
5月5日(木・祝)午前7時、神明駅スタート。麻生津、大土呂駅前、下河北、上河北、細江を経て9時すぎ東郷駅に。小憩の後、足羽川の天神橋を渡る。橋北詰で親戚の泉静子さんに会う。声かけられビックリ。偶然というのはあるものだ。だから旅は楽しい。11時に宿布のそば屋で昼食の後、11時20分に出て美山街道に。全山新緑に包まれ、山吹の花は満開。その中を市波、奈良瀬を経て12時半には小和清水駅前に着く。24K。
(次回は大野までだが、もう少し足を延ばすか…。ご期待を! )