コース:JRあわら温泉駅前~関の七曲がり~下関一里塚跡~石だんご碑~お早良作地蔵~舟寄道標~黄揚の堂~金戸まつや地蔵~算塚~JR森田駅前
ウオーキング概要:史跡多い師走の坂井平野を行く!
~ ふくい旧街道ウオーク・北陸街道② ~
先月、スタートした「ふくい旧街道ウオーク」第1ステージ「北陸道」の2回目は12月2日、金津から森田へ。師走に入り周りの山並みは白くなり寒さ増す中で、時折、晴れ間ものぞく天候で、幸い雨具は不要だった。道は広大な坂井平野を縦断する形で進み、各所に史跡が点在している。まさに「知らなかった“福井”新発見」だった。
午前9時すぎ、約30名の新参加者を含め約130名が芦原温泉駅近くの竹田川原をスタート。旧金津の町並みや七曲り道を過ぎ、主に田園の中を行く。
一里塚跡や江戸中期の大地蔵、親鸞と老婆ゆかりの石だんご碑、少し行くと天保の大飢饉を悼む振袖地蔵、恋の道行話のお早良作地蔵など道の左右に史跡がいろいろある。碑文を読みながらカメラに収める人も多い。
丸岡町に入り十郷用水に沿って舟寄道標へ。道端で郷土史家大霜氏から話を聞く。縄文時代の竪穴住居、土器も出土、泰澄大師と称念寺、十郷用水開削、蓮如の入越、戦国の舟寄踊り、江戸の舟寄駅、陣屋などこの地の歴史は深い。米どころでもある。
昼食後は埋められた十郷用水路の上などを歩いて、北横地一里塚や法然ゆかりの「黄揚(つげ)の堂」を見て森田へ。
石盛の民家の角に「北陸道」の石碑が。地元の人から「昔の道を歩くの、いいね。でもこの辺、変わったのぉ」と声がかかる。確かに大きい道が縦横に走る。こちらは旧道を選んで歩く。
算塚、六才地蔵碑前からしばらく行くとフニッシュの公民館だ。16K。次回は25年3月3日、森田駅→大土呂駅。 (松田)