特別例会『ふくい旧街道ウオーク』第1回目のご報告

歴史と自然に触れながら…

ふくい旧街道ウオーク スタート!

「さあ、歩き出そう! 知らなかった“福井”を見つけに」「一緒に歩けばきっと見つかる! “福井”新発見」のキャッチフレーズのもと、「ふくい旧街道ウオーク」が11月4日スタートした。多くの歴史と文化に触れ、四季折々の自然を感じながら、28回に分け3年間で県内10の旧街道を歩こうという壮大かつロマン…。

まず北陸道から。秋晴れの11月4日(日)午前9時、加賀市役所(大聖寺)前を出発。参加者138名。大聖寺関所跡から旧道に入る。途中、大坂一里塚碑や加賀千代女歌碑などがあり、高速道沿いに三木町を経て橘宿跡へ。茶屋や伝馬で賑わったそう。しばらく行くと「国境名号塔」がある。名の通り加賀・越前の国境だ。道中は木々が茂り、どんぐりの実や落葉も多く自然道で、旧道の感が深い。所々、アップダウンもあるが、森林浴の道が続く。みんなの足取りは良い。「往来安全名号塔」を過ぎると「のこぎり坂」「吉崎道」の分岐点。

のこぎり坂を下る

視野が広がりしばらく行くと「細呂木関所跡」に。福井藩の北陸道北口の最も重視した金津奉行所の宿場と関所だった。近くの湖東会館で昼食時に、地元の清水澄郎さんから周辺の歴史(遺跡や伝説、秘話など)を聞く。

細呂木関所跡にて

午後は春日神社の「神乳水」や「細呂木一里塚跡」を経て「嫁威碑」前を通り照厳寺に。かつての一向一揆の拠点。

細呂木付近の旧街道を歩く

休憩ののち「千束一里塚」へ。県内で唯一現存の一里塚で、江戸時代の風情が偲ばれる。

千束一里塚にて

遊女たちの無縁塚・八幡神社を過ぎて旧金津町内に入りキリシタン灯篭を見てJR芦原温泉駅前にフニッシュ。18キロ。

照厳寺にて

次回は12月2日、同駅から森田駅まで16キロ。    (松田 進)